白実 南天
SHIROMI NANTEN

　長編オムニバス群青小説。完結済。

あらすじ：

　”春夏冬商店 駅前(あきないしょうてん えきまえてん)”は、中小都市の寂れたベッドタウンの駅前にある小さな個人商店。

こじんまりとした古びた商店に通う若者たちの、ありふれた何気ない日常を紡ぐ短編集。

白実南天が初めて書いた小説。

たぶん2015年頃に製作。

モラトリアムを享受しだらだら生きていた大学生の頃。

フランス人作家のフランソワーズ・サガンと佐賀発祥の天才チョコレートアイス”ブラックモンブラン”がほぼ全話に登場。

ブラックモンブランは本当に美味しいので、ぜひ食べてみてください。

カバーイラストはいちごもちさま作。

爽やか青春小説やモラトリアムな日々がお好きな方におすすめ。

純文学風味。完結済。

長編＆短編バージョン有り。

内容はほぼ同じなので、時短のために短編をおすすめ。

あらすじ：

　家族との関係に悩む都会育ちの中学生”ハナちゃん”は、ママが単身赴任する香川で夏休みを過ごすことになる。

　見知らぬ土地で時間を持て余した彼女は、ママの親戚の青年の経営する古民家カフェに通いだす。真夏の自然豊かな香川を満喫するうちに、ハナちゃんは次第に、青年に好意を抱き始める。

2021年夏に製作。

唐突に香川旅行がしたくなって、でも状況的に遠出が難しくて、泣く泣く出向いた近所のうどん屋さんであらすじを作った作品。

香川県の観光サイトやJA提供の情報を参考文献に書きました。

『春夏冬商店 駅前店』のスピンオフ小説。

本作の主人公の”ハナちゃん”は、『春夏冬～』の第2話「嗜好品」に登場する”百合谷”というキャラクター。

『春夏冬～』は短編集なので、第2話「嗜好品」をぜひご覧ください。

　長編ファンタジー小説。執筆継続中。

現在のところ、原稿用紙2０0枚前後。中編小説くらい。

あらすじ：

　　地球は５つの知的生命体に支配されている。地表のニンゲン、地底のモグラ、天空のホッキョクウサギ、海表のウミドリ、海底の未確認生物。

５つの知的生命体の衝突や地球戦争を防ぐため、人間の少年少女たちが平和な世界を求めて暗躍する。

2020年春ごろ製作開始。現在も不定期で書いてます。完成時期未定。

　コロナが流行り初めてアウトドアが出来なくなった & 仕事柄発生していた出張がほぼなくなったため、時間と元気を持て余して創作開始。

少年漫画や童話、神話に多大なる影響を受けています。

手軽に読めてさくさく進むSFやファンタジーがお好きな方におすすめ。

　短編小説。完結済。チェーホフ風味。

あらすじ：

優しい夫と可愛い娘を持つ満ち足りた主人公の主婦はある冬、クローゼットの奥から青春時代の日記を見つける。

そこには、十数年前の粉雪の降る日に出会った、初めての恋人との出来事が鮮明に記されていた。

彼女は感傷と懐かしさを感じつつページをめくる。

2022年3月頃に製作。

たしか原稿用紙20枚くらいの作品。

ロシアの文豪・チェーホフの「かわいい女」という短編小説が好きで、見よう見まねんで書いたけれど似ても似つかなかった作品。

内容が薄いのですが、個人的には割りと気に入っています。

カバーイラストはいちごもちさまの作品。

　短編小説。完結済。舞台は九州。

集英社の「第217短編小説新人賞」であと一歩の作品。

あらすじ：

１泊２日をかけて九州を巡るJRの豪華列車「クルーズトレイン ななつ星」に。還暦を迎えた女性が老年の恋人とともに乗車する。彼女は車窓を流れていく穏やかな田園風景を眺めながら、生まれ育った九州での思い出を懐古していく。

2021年秋頃製作。

思秋期の落ち着いた方を主人公にした初めての小説。SFや青春小説より、勝手がわからず試行錯誤しました。

ななつ星のオフィシャルサイトやパンフレットをたくさん参考にしました。

長く九州に暮らしているので、豪華で目をひくななつ星の列車の姿を見ることが多々あります。

1泊数十万円の列車の旅には、きっと大きなドラマや心の揺れ動く物語が生まれるはず。

そんなことを思いながら、原稿用紙40枚を書き上げました。

　短編小説。完結済。

2022年 集英社「第215回 短編小説新人賞」あと一歩の作品。

あらすじ：

進学のために上京した地方出身の男子大学生・航大は、都会に馴染めず挫折感を覚え、遠距離の恋人との関係に悩んでいた。

彼の唯一の楽しみは、好物のカレーを食べることだった。

憂鬱な日々を過ごす航大は、ある日バイト先の年上の女性と親しくなり、カレーを食べにこないかと自宅に誘われる。

2021年夏ごろ製作。

原稿用紙30枚くらい。

構想期間(=先伸ばし期間)は2年、執筆日数は1日。

青春小説の『春夏冬商店 駅前店』の後日談。

人並みにモラトリアムに浸る本作の主人公・航大は、『春夏冬～』の第1話&第4話に登場。第1話では純粋で誠実な高校生。

時間の経過とともに移り変わる人間模様や、大人になっていく登場人物の心情の変化をお楽しみください。