夏休み。梨子が内浦に帰ってきていた。
車で送り迎えしてあげたり、サプライズで千歌の誕生日を祝ってもらったり、一緒に遊びに出かけたり……。
梨子が帰る日、電車を待ちながら、千歌はあの日のことを思い出す。
Aqoursの活動を終え、沼津の高校に進学した千歌は未だに進路について迷っていた。
その時、梨子から「将来のことについて考えてる?」と質問をされた千歌は悶々とした日々を送る事になる…。
そして悩んでいた千歌の元に10年後の世界から来た梨子が現れる…。
梨子への気持ちを自覚しながらも、その思いを告げられないない千歌。
けれども詩ならば。
そして、梨子の誕生日。千歌は自分の気持ちを込めた歌詞を梨子へと渡す。 それを受け取った梨子は……
高校を卒業して数年、一緒に東京に出てきた曜ちゃんたちにバースディパーティーを開いてもらった梨子ちゃん。
地元組からは恋人の千歌ちゃんが祝いに来てくれたけれど……
夏の終わりを告げるヒグラシの鳴き声が聴こえ始めた頃、ある日太陽は布団へ入り、月が起き始めた公園に少女、高海千歌は一つの瓶を見つける。 「なんだろう、これ」
瓶の中には絵本に出てくるような小さな妖精が入っていた。
これは、彼女と妖精リリーの出会いのおはなし……。
ラブライブ優勝。浦の星が統合されて、新しい学校へ通う千歌たちAqours。夏が過ぎ、秋の気配を感じられるようになったそんな時分。誕生日を間近に控えた梨子は来年のこと、将来のことへ想いを馳せる。対する千歌は悩んでいた。梨子になにか贈りたい。けれども妙案が浮かんでこない。そんな彼女に、友人の曜は謎かけをする。「千歌ちゃんが持っていて、私や果南ちゃんが持っているもの。けれども梨子ちゃんの持っていないもの。さてそれはなんでしょう?」千歌は曜の出す謎の答えを見つけられるのか。梨子が喜ぶ贈り物を、見つけることが出来るのか。
スクールアイドル・Aqoursとして輝かしい日々を駆け抜けた桜内梨子は残り僅かな学生生活の中で将来を決める岐路に立っていた。
迷う彼女の心には、かつて失くしかけていた大切なものを取り戻すきっかけをくれた、かけがえのない少女が居て……
高校3年生の初秋。己の進む道に不安を抱える梨子と、そんな梨子に千歌が贈るのはほんの小さな輝きを放つ大きな愛だった。
ラブライブも終わり沼津の高校に移った後のお話 ある日の放課後とあることで悩む千歌ちゃん、そんな千歌ちゃんの悩みとは...
高校卒業から数年後、一緒に暮らしながらそれぞれの夢を追いかける千歌と梨子。
海外で世界のレベルの高さを痛感し、浮かない顔をしている梨子に、千歌が用意したバースデープレゼントとは?
今もなお、青春を駆け抜けるふたりのお話。
梨子ちゃんの願い事を一つ、叶えてあげる――そのセリフを誕生日プレゼントにしたランプの魔神もどき(千歌ちゃん)。
その結果は「私の手で千歌ちゃんを可愛くさせて」だった。その結果はいかに――
恋人である千歌が自分の誕生日にサプライズを企画していると察してしまった梨子。
そして迎えた誕生日当日。家で自分の帰りを待っているであろう千歌の為にも真っ直ぐ帰ろうとする梨子だったが、そこで思わぬハプニングが待ち構えていた──。
高校三年生になった千歌は恋人、梨子の誕生日に何をすべきか悩んでいた。
ふと立ち寄った神社で、「未来を知りたい」と願ったことから、千歌は長い夢を見る。
大人になった梨子との出会い。そして、大切な人に贈りたい想いとは――
ライブでサプライズパーティー、そして部室でも盛大に誕生日パーティーをしてもらった梨子。しかし、千歌の姿が見えなかった。パーティーを終え一人で家に帰ると、自室に何やら大きなプレゼントボックスがあり……
梨子の誕生日の日、千歌と梨子は誕生日デートをする予定だった。
しかし、梨子にとって大切なピアノコンクールが誕生日と重なってしまい、デートは中止となってしまう。 コンクールに集中する梨子に対し、千歌が起こした行動とは……。
浦の星女学院の廃校を阻止するべくスクールアイドルとして活動を続ける「Aqours」のリーダー高海千歌は同メンバーで作曲を担当している桜内梨子の誕生日である9月19日が迫る中誕生日プレゼントを用意できずにいたが……。
『……ねえ、貴女に会いたい日はどうするの?』
元気がないとき。
なにかに思いつめているとき。
道に迷ったとき。
私を必ず見つけてくれるのは貴女だった。
東京でピアニストになった梨子。
地元、沼津で家の手伝いをしている千歌とはなかなか会えない遠距離の日々。
同じく東京に住んでいる曜とは定期的に会う約束をしているけれど千歌とは誕生日にも会えなくて……。
???
とあるボロアパートに二人の女が住んでいた。名は、高海千歌と桜内梨子。
二人はずっと昔、運命に出会い、そして結ばれた。幸せな日々が淡々と過ぎていく中、千歌は毎朝、他の世界の夢を見るようになる。
「私たちの運命は、まだ始まってなかったんだよ」
――この物語は、運命のプロローグ。